奥さん(元)釣竿増やしていいですか？

毎度！
釣りをしないとブログアップ率が上がる、釣りブロガーテストロイヤーでごんす☆
今回も本気夢乗り物を追い求めて悪戦苦闘の薄給オサン（手取り２３０プラプラ）の戦いをご報告いたしたく思います。

～前回のあらすじ～
銀行の仮審査通った！！

貧乏人が本気の夢乗り物を目指す～其の4～　ハードボイルドＶｒ
前回無事銀行の仮審査を通過したオサン。いよいよ本審査に挑みます。
８月２日（水）
職場のボスに相談して、銀行に出向くために当日は早番にしてもらう。
誤解のないよう言っておくが、湖上を駆るラストナオンのためではない。あくまで職場に出向くための足の確保のためだ。
同日１７時。銀行に到着。
なかなかに色っぽい４０中盤の支店長代理が、行員の出入りするドアを開け笑顔でハードボイルドを出迎える。
営業を終えた店内はシャッターに閉ざされ、照明はあるものの少し薄暗い。
交渉の場へと案内するナオンの制服、ストッキング越しの熟成された脚にハードボイルドのハードボイルドはすでにハードボイルドだ。
小便臭いガキの水を弾くような肌も悪くないが、しっとりとした、そう、、さながら極上の生クリームのような肌は最高だ。

欲望を抑え交渉の席に着く。
笑みを浮かべるナオンの横に置かれた書類の山。
ナオンの控えめなフラグレンスの香りと美しい指、時折ハードボイルドを見つめる潤んだ瞳にいざなわれるままに記入と押印を繰り返す。
ハードボイルドはかくにもナオンに弱い。某大強盗の３代目も弱いのだから、それはできる男のサガというやつだ。

1時間近くに及ぶ書類との格闘に終わりが来る。
ナオンからのアフターファイブの誘いはなかった。が、疼くナオンの本音を受け取る。

「今回はご契約いただき、ありがとうございました。ぜひ貯蓄やその他のことでもいつでもご相談ください」
分っている。お前の気持ちは全てわかっている。
「今夜抱いて。獣のようにあなたを貪りたい」
部屋に戻り、ほっくん貯金箱（銀行マスコットキャラクター）の隅から隅まで調べたが、ナオンの連絡先は見つからなかった。
秋田のナオンは本当に奥ゆかしく参ってしまう。

昨夜ハードボイルドに抱かれなかった不満を隠し、ナオンが連絡をよこす。
「本審査通りました。８月１０日に車屋さんとボート屋さんに入金となりますのでよろしくお願いします」

フルチャージされたハードボイルドのハードボイルドをさすりながら、電話を切る。
まあいい。俺の遺伝子を欲しがるブタはいくらでもいる。自分をさらけ出す勇気のないブタに興味はない。

８月３日（木）
ゴージャスナオン（ストラトス　２０ｆｔ）を抱くために、前妻（プロクラフト　１７ｆｔ）との手切れ金（廃船料）が足りない。薄汚れたジーンズのポケットをひっくりかえしても、シケモクが数本落ちてくるばかり。
前妻の仮の住まい（廃船までの仮置場）を探してアウトローひしめく界隈を走る。
とある情報筋から、前妻の満足いく寝床を紹介してもらう。

これで前妻に後ろめたい思いもせず、ゴージャスナオンを抱きまくる日々が始まる。

ゴージャスナオンを抱くまでのハードボイルドの実際の懐情報についてはまた次回。